連日の値上げの報道ばかりですね。
スーパーに買い物に行くと、あらゆるモノの値段が上がっています。
特に乾麺や調味料、お菓子が高い!
総務省が出す消費者物価指数
8月発表では2.4%(7月前年同月比、生鮮食品を除く)で、
4月から4か月連続の2%越えです。
このインフレ率、
海の向こうのアメリカのほうが高いことは皆さんもご存知でしょう。
そんな中、会社四季報オンラインでこんな記事を読みました。
元はブルームバーグの記事です。
学食を襲うインフレ圧力、メニューの組み換えに四苦八苦
学食…私も10ウン年前にお世話になりました。
安い旨い早いの学食はお金のない大学生の味方。
アメリカは9月から新学期ですから、
今月からインフレ対応の学食になったようです。
記事では
『ハンバーガーの提供を減らし、
牛肉料理はメインの食材が牛肉ではないシチューを増やす』とあります。
さらには
『1週間のうち1日は植物ベースの料理に注力する。(中略)
動物性タンパク質ベースの食事より通常2割程度コストが抑えられる』と続きます。
他にも選べるメニューを減らしたり、注文を受けてから作り始めたりなど
食品廃棄を減らす対策や効率化を図ってコストを抑える取り組みがなされているようです。
※Bloomberg公式サイトから
大学生からお肉を奪ったらデモが起きそうなものですが(特にアメリカで)
ただこの流れはインフレとは別でニーズもあるようです。
入学者の国際化に伴い、肉中心の食文化圏ではない学生にはウケが良いよう。
キャンパスではそうした食事へのニーズは拡大している、と記事にはあります。
一方日本ではというと、9月に文科省からこんな発表が。
物価高騰等に対応した学校給食費の保護者負担軽減に向けた取組状況
学食といっても、こちらは小中学校の給食のお話です。
概要は80%以上の自治体で臨時交付金を使ってこの物価高に対応、
交付金を使わない自治体でも値上げしないという回答だった、というものです。
食育の面から日本では各自治体特色ある給食を提供していますが、
確実にインフレの影響を受けています。
まだ耐えられている、といったところなんでしょうか。
日本の給食も食品廃棄や効率化は考えられている(と思いたい)ですが、
いよいよになればアメリカ同様メニューの変更もあるかもしれません。
幸いなことに主食の米価格は上昇していないので、パンの日が無くなるとか。
飼料も高騰していますので、
アメリカと同じように肉類は何かに置き換わる可能性も。
今の子供世代が大人になったら
「パンが給食から消えた!そんな時あったあった!」と
共通の笑い話になるのかな?
子供はインフレには対抗できませんが、我々大人はできます。
年2%の物価上昇率に対抗するには、それ以上の成長率の資産を持つことです。
今後もインフレの影響は続くことが予想できます。
支出を抑えるのはもちろんですが、
こんな時でも資産を増やしていけたら強いですね。
学んで行動していきましょう!