はい、
私は浅野敏郎(あさのとしろう)と申します。
既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
私とは「初めまして!」の方々に向けて
今回は改めて、自己紹介をさせていただきますね。
投資の学校さんとは、
時には ”撮影班”として、
時には ”サポートスタッフ”として、
時には ”講師”として、
色々な顔で受講生の皆様との関わりを持って参りましたが、
このことが余計に「お前は何者??」と思われる原因
になっているかも知れない…と考えつつ、
そうこうしながら早や7年近くが経過しようとしています。
私一人で明らかにスタッフ平均年齢を引き上げている、
そんな見た目からもお察しがつくかと思いますが、
2021年に還暦を迎えた浅野は実は、
1985年、新卒で外国為替の仲介業務に就業して以来、
今日に至るまで主に為替市場を通じて、
相場と関わる畑に、継続的に身を置いて参りました。
※テレ朝の「ニュースステーション」映像をキャプチャー。画質が悪いですが、これが仲介業務の現場で、矢印の先にいるのが、入社2~3年目の浅野です。
当初の仲介業務は、今では信じられませんが、
皆様がネット売買で使う「取引システム」そのものを
このようにマンパワーで行っていましたから、
相場が激しく動けば当然のように
マッチングのミスは日常茶飯事となって、
数百万の損益は当たり前、
激しい場合は、千万の単位でリスクが発生しましたが、
なぜか結果として、
損失になるケースの方が多かったのです。
もちろん、ある程度のリスク管理は、
ルールとして現場にも存在していたものの、
こうした多大なリスクを更に管理するのに必要な事は、
相場分析ではないか?
と感じたのが、テクニカルに興味を持った発端でした。
当時はリアルタイムのチャートすら無い状況でしたので、
方眼紙にポイント&フィギュアを記していた時代が
懐かしく思い出されます。
写真の本人の指先に見えるモニターは、
当時のロイタースクリーンで、緑色の文字でレートだけが
写し出されている、これも非常に懐かしいですね。
時代はその後、
日本のバブルがはじけ、リーマンショックが到来する中、
コスト削減の名目で、あらゆる方面で電子化が進み、
個人投資家ですらリアルタイムチャートが利用できる
環境が整いましたが、
その頃の私は、FX事業者の立ち上げに関わる機会があり、
そのまま、
小規模ながらFXファンドマネジャーなどもしていました。
当時は比較的簡単にファンドを立ち上げることができ、
この場で相場分析への理解を深めることになりましたが、
この時に、いわゆる一般的なチャート分析では全てが遅い
ことを実感したことで、
将来への売買プランが予め見通せない手法は現実的ではない
という現在の私の思考が確立された気がします。
同時に、
多くの投資家と直接、対話をすることで、
彼らの深い悩みや事情に触れるにつけ、
投資(この場合は投機になりますが)に対する教育
の重要性に気づかされた記憶があります。
やがて、
別のFX会社の立ち上げに関わる機会に出合い、
取引システムの内部デザインや検証などを手掛けた後、
念願の対顧客業務ができると期待しましたがかなわず、
次第に管理職へと追いやられる中で、
相場に対する啓蒙活動への思いが更に募り、
小さな情報配信会社の責任者となって
活動にもがいていた辺りから、
投資の学校さんとのご縁が続き、現在に至っています。
さてさてそんな自分にとって、
ここまで続いた相場との関わりの中で
大きなモチベーションになっているのは、
投資家の皆さんとの対話であることは間違いなく、
投資の学校さんで言えば受講生の皆さんとの対話です。
こうした皆さんとの対話から実は私も
パワーやエネルギーを沢山いただいていて、
それが他ならず続けてこられた理由のひとつです。
最後に1つだけ、
このような対話を通じて私が感じたことをお話します。
投資で成功した方々の多くは、
学習したことをただ受け止めるだけでなく、
先ずはアレンジなどもせず、愚直に繰り返し実践して
その「教え」の本質を身に付けようとする【傾向】が強い
ということです。
当初の実践としては、
過去を利用したシミュレーションや、
リアルタイムの値動きによるデモ取引
実際に資金を投じた少額取引
などリスクが低い方法が良いと思いますが、
この【傾向】を紐解くとした場合、
それは、
実践によって本当の自分の問題が浮き彫りになり
それを解消することで、
実際に行動に起こす際の基本的な考え方が
確立されていくから、なのかも知れません。
だとするなら、自分の問題が浮き彫りになると、
対処の仕方などに当然、不安や疑問が溢れるハズで、
結果、問題を解消したければ、
質問が増えるのは当たり前であり、
事実、過去の成功者たちの多くは、
本当によく質問を持ち込んでおられました。
しかし、現状はというと残念ながら、
本質に沿った実直な質問は、
さほど多くないという印象があり、少々心配しています。
各講座に用意されている質問シートが賑わって、
投資の学校さんが一層盛り上がり、
皆さんとの対話が一層増えることを
これからの私も、大いに楽しみにしています。
浅野敏郎