10月最初の投稿、、、と言うことは、
2026年も最後の四半期を残すのみとなりました。
今期は11月にアメリカの中間選挙を控えて、もう一波乱や二波乱が起こりそうな予感がしていますが、
10月入りした日米株式市場は、前四半期末とは打って変わり、急に強気になっています。
月末月初と四半期末と期初が重なったためか、典型的なV字相場になった訳ですが、
今四半期は中間選挙を含むことから、敬遠気味な手仕舞いが9月末に掛けて持ち込まれた可能性がある一方で、

※JIJI.comのニュースページ(https://www.jiji.com/jc/v8?id=202608midterm-election-team)からキャプチャー 中間選挙を解かりやすく解説している記事でおススメです
株価を下げたくない現アメリカ政権の、更なる援護射撃を期待した仕込みが今月初に掛けて持ち込まれている可能性も指摘できそうです。
そんな中の懸念材料として、世界的な債券安(利回り高)が指摘できます。
一般的に言われているのは、利回り高による金利上昇は株式市場にとってはネガティブ材料であり、
事実、9月の米債利回り上昇は、率も幅もかなりのものがあり、NYKダウは50,000ドルを割りそうな勢いだったことや、
米債売りは本邦債券市場にも波及し、円の金利高思惑も強まって円高、株安が9月に入ってから中頃まで続くなど一時は教科書通りの反応を見せた訳です。
その間の、いわゆるリスクオフ的な市場の動きに対して、「キャッシュ化された資金はどこへ向かっているのか?」という個人的な違和感があり、相場を少し見失っていた期間がありました。
こうしたリスクオフの局面では通常、債券市場に資金が流れる訳ですが、もはや債券市場は既にキャッシュ化の動きの中にあり、異常な過剰流動性が積み上がっているこの状況が腑に落ちなかったという訳です。
今の個人的な結論としては、
米債の利回りが急騰したタイミングと、日経平均やナスダック、SP500が再出発しているタイミングが概ね一致していることから、
全てではないにしてもそれなりの資金の行き先が見えたことで、一時期の迷子感は無くなっています。
ただ、相変わらずAI関連が市場をけん引している状況は危うさを残している事だけは忘れないようにしたいと思います。
さて、9月上旬に発生した急激な円高も私にとっては相場を見失った一因でしたが、現在の結論としては、円が独歩安だった時期に相当積み上がっていたクロス円の投げが主流だったと理解しています。
ところで、例えばドル円相場が上昇している時、どちらにも当てはまるよう特にニュースなどでは「円安ドル高」という言い方をしますが、
実は「円安」なのか「ドル高」なのかを見極めないと、特にクロス円では売買方向を見誤る可能性があり得ます。

※出処は久々あの「いらすとや」さんです、いつもお世話になっております
実際にドル円相場は9月中旬以降、円安ドル高へと上昇し、今は高値圏で揉み合っていますが、
円安側にウェイトを置きすぎてしまうと、クロス円でも相場観が円安に引っ張られてしまいがちです。
そんな時は各対ドル相場を確認すると、どちら側にウェイトがあるかを察知することができます。
実際、急激な円高以降は各対ドル通貨ペアはドル買い一色となっており、この間の円安ドル高相場は「円安」と言うより「ドル高」だったことが判ります。
つまり、この期間は円のみならず、ユーロもポンドもカナダドルも豪ドルも全てが安くなっており、「円安」につられてユーロ円やポンド円をロングにしても、安い通貨同士の相場は揉み合う可能性が高く、
円より安い圧力が加わるクロス円のロングは下げてしまう場合すらあり得てしまう訳です。
現に今のドル円はこれ以上の円安に対して介入警戒感があることから、同じ安い通貨の中で円だけは安くなりにくい、
つまり円を除く他の全ての安い通貨は円より安い圧力が加わりやすい地合いにあり、各クロス円の相場には下落バイアスが掛かっている、という訳です。
お仕舞いに、
ユーロやポンドを取引する際、円以外のペアでは考えにくいという理由で、クロス円を取引される方が、少なからず居られると思います。
ただ先にも述べたように、ドル円の相場方向とクロス円の相場方向は一致しない場合が多々あり、個人的にはあまり手は出しません。
どうしても、というのであれば円が独歩安か独歩高の場合に限ると成功率も上がると思われ、
それよりも極力早いうちに、対ドルでユーロやポンドを把握できるよう努力されることをおススメしたいと思います。
その大きな理由として、
今となってはあのトランプ政権のマザー通貨ではあるものの、ドルの世界的な流通量は今でも桁違いであり、
対ドル通貨ペアでは50%近いユーロドルですら殆どの場合、変動要因はドル側にあると言われている中で、
ユーロをわざわざ円で売買するより、ストレートにドルで売買した方がどれだけシンプルか、ということです。
浅野 敏郎
P.S.
現在のドル高は明らかに金利高に連れているようです。短期金利は連続利上げ思惑が遠のいたことで、このところやや低下気味でドル買いにも若干、一服感が出ていますが、中間選挙への忖度が思惑の低下につながっているとするなら、長くは続かないようにも思いますが、、、さて。
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