社員通信

なぜ買うと下がり、売ると上がる??

昨日の暑さから一転、
今朝は再び冬らしい気温になりました。

季節的には冬ど真ん中ではありますが、
かと思えば春のようになり、

そろそろ春か?と思えば冬になるといった、
正に今回のタイトルのような感じですね。

 
相場にはそれなりに長く接している私でも、
買うと下がり売ると上がるといった経験は
今でも普通に遭遇し、

その度にしっかり落ち込んだりします。

そんな私がする考察は
信憑性に欠けるかもしれませんが、

辿りつつある結論(もしかすると結論は存在しない??)
の一部をご紹介しようと思いますので
是非、最後までお付き合いください。

 
さて、
相場に取り組んでいる皆さんなら
一度は見聞きしたことがあるかもしれない
「フラクタル」という概念があります。

相場経験が浅い段階でフラクタルに接してしまうと
「なんじゃそりゃ!?」と思われるような捉え方
なのですが、

その意味をだいたい要約すると、
「ある形の一部を拡大すると、元々のある形に似ている
という自己相似的な構造のこと」(合ってますかね?)
といったところですが、

それと相場にどんな関係が??
というのが問題ですね。

 
ネットなどで調べてみると、
相場に絡めたいろいろなフラクタルの説明があり、
再現性を中心に解説されているものも多くありますが、

個人的には一目均衡表の根本にある「N波動」に
相場のフラクタルを見出しています。

「なんじゃそりゃ!?」かもしれないので
早速、簡単に解説いたしますね。

 
例えば今、このような上昇の日足のN波動があります。

※チャート01

高値も安値も切り上げている上昇を意味していますが、

第一波動と第三波動の上昇は実際、
このように単調な上昇ではなく、

※チャート02

このように少し短い例えば、1時間足で見るとやはり、
上下を繰り返して結果的に上昇波動を作っていますし、

日足の中間波動(押し目を作っている調整の波動)でも、
やはり下落のN波動が確認できます。

 
そして、この1時間足の各上下波動も実は、

※チャート03

更に短い例えば、5分足で見るとこのように
更に細かい上下を繰り返して
結果的に各1時間足の波動をつくっています。

 
そこで、ある部分を拡大してみますが、

※チャート04

緑の円部分の下落波動にご注目ください。

1時間足の下落波動を
一番細かい5分足で見ると
確かに下落のN波動をつくっています。

例えば、もし5分足でトレードしているとして、
この下落局面のトレードチャンスは

3波動目が直近の安値を割り込んだタイミングで売り

となります。

1時間足では特にタイミングを見出せませんが、
日足でみると、
あと少し下落すれば、大きな直近高値と面合わせ
することになり、

恰好の押し目買いチャンスにも見えますね。

つまり何が言いたいかというと、
5分足での売りチャンスは
日足の買いチャンスに程近かったことが判り、

5分足で売った矢先に上昇してしまったのは、
日足の買いに負けたのが理由
という可能性があり得ます。

ましてや、1時間足で見ていたトレーダーでも
もしチャートの表示領域内に
日足の直近高値が表示されていれば
この状況を察知できることから、

日足のトレーダー以外にも買いで参戦する向きは
恐らく存在するはずです。

 
トレードをする際には
上位足を確認すべき…という教えは、
こうした状況を事前に把握しておくことで、

短期トレードでの失敗を少しでも回避できる可能性が
出てくるということになります。

 
もちろんこの局面で、
5分足の下落が勝れば更に下落することもあり
結果論だという見方もできますが、

少なくとも、今回ここで例えた3期間の足が
同じ方向を向く波動にだけ参戦タイミングを絞れれば

緑の円の最後の下落では売らず
逆に直近の高値ブレークで買うこともできたように
思います。

 
お仕舞いに、
自分のケースで思い起こすと、

今日のタイトルにあるようなドツボに陥った時は、
モバイルで対応していたようにも思います。

つまり、チャートの表示領域が狭いと
大きなチャートポイントを把握できず、
どうしてもその場の相場の勢いに乗ってしまいがち
という部分もあるのではないでしょうか。

 
 
浅野敏郎

P.S.
前回の投稿にあった相場解説で、当時の直近サポートに
数ポイントに迫る下落が直後にありました。
その後の反転値幅からすれば近似値に入りますから、
もしかするとお役に立てたかも、と思っています。

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