社員通信

終戦記念日がさりげなく過ぎましたが…

8月2回目の投稿です。

先月末から月初にかけてのビックリ協調介入からまだ半月強しか過ぎていませんが、
随分と昔の話のような気がするほど、相変わらず次から次へと大きな出来事が発生しては過ぎていきます。

通常、日本の西から東へと北上するはずの台風ですが、千葉県に多大な豪雨災害を引き起こすトリガーになった台風15号は日本を東から西へ、しかもやや南下するように移動するなどあまり記憶にないコースを辿りました。

※ウェザーニュースWEBサイトの台風15号進路ページ(https://weathernews.jp/onebox/typhoon/2026/15/)の図をキャプチャー

台風に続いた千葉県の豪雨では、1時間当たりの雨量が100mmを越えるところもあったとの報道がありました。

これまでは確か、50mmを越えると「バケツをひっくり返したような」ドシャ降りの雨だったはずで、この程度なら私も含めて幾度か経験した方々も多いかと思いますが、あの2倍以上の豪雨はもはや想像することも不可能です。

その後の関東地方は梅雨を連想するような季節外れの曇天が続き、結果的に猛暑は回避できている半面で、大地震に見舞われた熊本地方は以降もずっと酷暑や猛暑の日々が続き、そんな中での復旧作業もまた、想像できない困難なのだと思うと心が痛みます。

 
そんなこんなの
間を縫うように、原爆記念日が連続し終戦記念日もさりげなく通過した訳ですが、メディアも例年のような反戦番組はさほど多くなかった印象があり、相次ぐ甚大災害に「それどころではなかった」のかも知れません。

ただ、
高市総理大臣が行った各種スピーチで、非核三原則に対する将来への言及が無かっただの、反省の概念が消えただのという話になり、国内に留まらず一部の周辺国までがざわつく一幕がありました。

非核三原則については
既に見直し論が出ていることもあり、連想しやすい地合いなのは確かですが、防衛力強化への道を歩み始めたのは、そのざわついた一部周辺国の暴挙がキッカケだと言えなくもなく、

恐らく彼等にも言い分があるのだとは思うものの、現在進行形のロシア問題、中東問題、パレスチナ問題、中国の侵犯問題どれをとっても、先に行動した方が絶対悪として国際的な罰を受ける仕組みの確立が急がれる訳ですが、言うは易し…です。

ところで、
この夏の高市氏一連のスピーチから透けてくる本音として、今さらですが今後も高市政権は、アメリカと心中する覚悟で進むだろうことは連想でき、心なしか反戦番組が少なかったのも、「メディアコントロールの結果では?」との疑念も個人的には浮かびます。

もちろん、
日本政府も、進行中の中東問題ではかなりグレーである現トランプ・アメリカだけを想定している訳ではないと信じたいところですが、

地政学的に致し方ないのは、日本の背中側には海を挟んで中国、北朝鮮、ロシアという国々と接していることで、相当なリスクをしょっていることは周知の事実であり、これら核保有3国および国連常任理事2国が協調を強めている今、日本の危機感は強くなる一方で、もはや平和ボケしている場合ではないことは国民も薄々は感じているハズで、

※防衛省WEBサイト内にある「まるわかり!日本の防衛」PDF(https://www.mod.go.jp/j/kids/wp/2023/all.pdf)の5ページの図をキャプチャー
戦争が無い世の中は理想ですが、ロシアとウクライナの紛争を見る限り、相手が一方的に押し寄せてくれば理想もへったくれもないことを見せつけられた訳です。

 
そんなこんなで
お盆休暇も明けてしまい本日に至る訳ですが、休暇明けの従業員の体調不良に備えて、至れり尽くせりの万全対策を施す企業を紹介するニュースに偶然遭遇し、時代の変化と日本の平和を改めて実感しました。

人手不足の昨今、一部の労働環境は劇的に緩和・改善されている方向にあり、昭和の私にとっては羨ましさを越えて「そこまでしなくても…」と思ってしまう訳ですが、自戒の意味でも、全ては今の平和の上に成り立っている話であることを忘れてはいけません。

「まさか…」
という楽観的な想定で時が過ぎていますが、その「まさか」が現実のことになって千葉豪雨では何名かの命が失われました。

地震は「まさか」と考える暇もなく突然のことなので更に厄介ではありますが、こうした自然災害はある意味で防ぎようがない一方で、

戦争は明らかに人災である以上、防ぐ方法はきっとあるはずなのですが、その答えは依然として見つからないまま、人災の「まさか」は着実に日本にも押し寄せている気がしており、

日・米市場で最近頻発するトリプル安要因の一部には、こうした有事を織り込んだ動きが無いとは言えないと思う今日このごろであります。

 
 
浅野 敏郎
P.S.
お盆期間は少しニュース断ちをしていました。デジタル デトックスという程ではありませんが、相場はザックリと確認しつつ、詳細を追いかけるようなことはしなかった結果、今回のような内容に収まってしまいました。少しずつは日常に戻していますが、その中ではかねてから金相場の動向がどうも腑に落ちません。前回、中東情勢のインパクトを原油相場で確認するお話をしましたが、金相場は一般的にインフレのインパクトを確認する一つの方法です。金利が付かない金はドル金利が上昇すると妙味が薄れて売られるという話をたまに見聞きしますが、金利上昇はまさしくインフレの代名詞であり、本来の金は買われるべきです。にも拘らず、イラン問題勃発以降、原油価格は乱高下しながらも上昇局面では原油高によるインフレがテーマになっていた一方で、ゴールドドル相場は概ね一貫して下落してきました。金利側面のシナリオも間違いではないのですが、8月から若干反発の兆しが見えている相場と、上昇を続ける米金利長期ゾーンの関係に暫くは注目してみるつもりです。

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