こんにちは。
ファイナンシャルインテリジェンス
商品提供部の白崎です。
あなたは『「労働」の搾取』と聞くと
どんなキーワードを思い浮かべますか?
・時間外労働
・ブラック会社
・賃金未払い
こんなところでしょうか。
書き出しからだいぶ重いキーワードが
並んでしまいましたが・・・(^^;
上に挙げたキーワードは全て
「会社」にまつわるものですよね。
でも、今日ここで私が書きたかったことは
「会社」の労働にまつわる話ではありません。
近年、個人が自分で制作した商品を
簡単に売買できるオンライン上のマーケットサイトがあるのは
皆さんもご存じではないでしょうか。
特に、コロナ禍でおうち時間が増えた影響もあってか
ここ数年で、SNS等でも個人で制作した商品を掲載したり
販売したりする方たちが格段に増えた気がします。
実際に、私の知人にも
オリジナルのハンドメイドアクセサリーや
小物、子供用のスタイなどを販売している人もいます。
ハンドメイド作家の方のSNSを覗くと
いわゆるメーカーが販売している商品に比べて
おしゃれなデザインや、他の人と被らないようなデザインがあったり
それでいて安価で購入できる商品も多く
見ているだけでワクワクしてしまいます。
そんな中、作家の方のつぶやきの中で
『「知り合い価格でやってほしい」というご相談は受け付けておりません。』
というものがありました。
私はこの一文を読んで、
「そんなことを言う人がいるのか」
というのが正直な感想でした。
でも、ふと考えた時に
・友達だから安く作って!
・友達だからお祝いの代わりに無料で作って!
という感じで悪気なくお願いして来る人が
一定数いるのだろうな・・・と思いました。
でも、これって
本来であれば依頼する側が提案することではなくて
依頼を受けた側の好意で判断するべきことでは?
と私は思います。
少なくとも、上記のようなお願いをする人からは
製作者に対してのリスペクトが感じられないですし、
それこそ、製作者の方に対する「労働の搾取」だとも思います。
当たり前ですが、その依頼を形にするための
・アイデア
・制作費
・制作するための時間
これらを全て無料でください
と言っているのと変わらないですよね。
どんな場合でも「やってもらうこと」に対して
感謝の気持ちを持つのはもちろん、
適正な対価を支払うことも忘れてはいけないと
改めて考えさせられました。
「悪気のないお願い」にも
改めて気をつけなければいけないですね。