社員通信

主婦年金が廃止に?

こんにちは!
マーケティング事業部の落合です。

表題の件ですが、
そもそも主婦年金とは何かご存知でしょうか?

主婦年金とは第3号被保険者の国民年金のことを指しています。

第3号被保険者とは具体的に会社員や公務員などの
第2号被保険者に扶養されている配偶者の事です。

日本は国民皆年金とされ、20歳以上60歳未満のすべての人が
公的年金制度の対象ですが、
第3号被保険者の人は第2号被保険者が加入している国民年金や共済組合が
一括して負担しているため自身で年金保険料を納める必要が無いのです。

そのため、旦那の扶養に入るために、
パートをしている主婦は一定の収入を越えないように
調整している方も多くいらっしゃいますね。

そんな主婦年金ですが、
次のような問題が挙げられました。

①年収の壁がある理由でパートの就業時間調整の原因になっている。
第3号被保険者は一定の収入以上になるとその資格を失ってしまいますので、
「働きたくても働けない」という状態に陥ることがあります。
そのため、女性の社会進出やキャリア形成にも影響を与える要因の一つとなっているのです。

②共働き世帯よりも片働き世帯を優遇しているのではないか。
上記のように一定の収入以上になると、それぞれ年金保険料を納める必要があります。
そのため、税引き後の手取りを考えると、大差がないこともあり、
不公平だと指摘する声もあります。

今の時代、共働き世帯が主流であると思いますし、
私自身も将来はきっと働き続けなければ厳しいと感じますが、
多額の税金を取られて、片働き世帯の人と大差ないというのは
制度とはいえ、もやもや感は正直持ってしまうと思います。

とはいえ、主婦年金を完全廃止するとした場合は、
年間で20万円程度の保険料を納付することになるとのことです。

それも早ければ2025年中には制度が開始される可能性もあるようです。

いきなり年間20万円の増加、そして収入の壁もなくなるとなると、
今以上に働かざるを得なくなる家庭が増え、
それに伴い家事や育児の分担など様々な家庭に影響を与えそうです。

納税の義務は全員が平等であるべきと考える一方で、
完全廃止がすすめば、さらに一部の人にとっては厳しい状態となり、
ますます少子高齢化や独身率が増えそうだという懸念もあります。

やはり自分自身は自分自身でしか守れないと思うので、
お金を増やす稼ぐ力を身に着けておくことの重要性を改めて感じました。

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