7月二回目の投稿です。
先週後半あたりから強い蒸し暑さと曇天が続き、何をするにも気合が入らない日々が続きましたが、久々に晴れ渡った昨日は気温も段違いに上がり、いよいよ夏本番を感じる一日でした。
開催期間が既に一か月を越えたサッカーワールドカップはベスト4が出そろい、いよいよ大詰めの段を迎える中、大会が始まった頃の気候を考えると遠い昔のようです。

※マイクロソフトの検索エンジンBingによる検索結果ページ(https://www.bing.com/sportsdetails?q=/search?FORM=ARENL1&q=%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%20%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%20%E5%AF%BE%E6%88%A6%E8%A1%A8&filters=sport:%22bGVhZ3VlOlNvY2Nlcl9JbnRlcm5hdGlvbmFsV29ybGRDdXArc3BvcnQ6U29jY2VyK2ludGVudDpCcmFja2V0K3NlYXNvbnllYXI6MjAyNg==%22+issportsmultiturn:%221%22&sport=Soccer&scenario=League&TimezoneId=Tokyo%20Standard%20Time&IANATimezoneId=Asia/Tokyo&ISOTimezoneKey=JST&league=Soccer_InternationalWorldCup&intent=Bracket&seasonyear=2026&segment=sports&isl2=true&form=ARENL2&)
のベスト4以上の部分をキャプチャー
当該記事の公開時間には片方の決勝戦国が決まっているかも知れませんね。
ここまで勝ち上がってきた国の国民はこの長い期間を、熱気と興奮の中で過ごせた訳ですから羨ましい半面で、蓄積されているはずの寝不足や疲労度を考えると、何となくそれも良し悪し…という気も致します。
さて、一時は楽観的にもなった米・イラン対立は再び闇の中へと向かい、文春砲ならぬトランプ砲がさく裂しています。
今回のキッカケはイラン側に非があるように見えるものの、結果的には何の進展もなく停戦合意が破棄され、アメリカは海峡封鎖を再開し、挙句の果てに航行料を徴収すると言い放った訳ですから、”~♪一歩も進まず2歩さがる”事態をあまり楽観視し過ぎない方が良いかも知れません。
こうした動きを受けて、株式市場は軟調気味に推移し、為替市場はドルが底堅い形ですが、今回はお約束通りドル円相場の上値について模索してみたいと思います。
その前に、現在の1ドル162円水準は1986年以来だと言われている通りです。

※TradingViewチャートのドル円月足をベースに作成
水平に引かれたグレーの破線ラインは今現在の価格を示していますが、1986年に差し掛かっているのが判ります。
1985年のプラザ合意で円の切り上げが決まって1年内外の頃でしたから、既に幾度かお伝えしているように、ドル円相場はまるでフリーフォールがごとく、真っ逆さまに円高に振れていた最中でした。
従ってその間の相場にはいわゆる「相場の節目」が少なく、ザックリ言ってしまうと完全変動相場制移行後の1978年10月に付けたプラザ合意前の円最高値177円前後が、一番近い節目になってしまいます(青い水平ライン)。
だた、現在の水準から「次の上値目標は177円です…」と言うのは余りに雑な話になるので、それまでの何かをこねくり回したいというのが今回の主旨になります、かね。
月足ついでに1986年前後の月足を拡大して確認しますと、

※TradingViewチャートのドル円月足をベースに作成
一目均衡表チャートにZigZagを重ねて表示、短期の基本数値による半値線2線を加えてあります
現在の水準(薄いグレーの水平ライン)が最初に差し掛かったのが5月足で、その後7月足、10月~12月足が今の水準に絡んでいることから、プラザ合意以降でそれなりにこなされた最初の価格帯だとも言えそうであり、162円台で政府が度々行動する根拠の一つかも知れません。
その他、幾つかの水平ラインは、ZigZagで示された重要な高値安値を示しており、破線は週足ベース、実線は月足ベースですから、上値側を見ると1986年11月高値164.58円の次は、同年6月高値174.90円と10円以上の空白が待っています。
この状況を把握したうえで現状を見てみますと、

※TradingViewチャートのドル円月足をベースに作成
直近の波動を使って計算値の概容を表示
ZigZagでいうところの直近のV計算値は177.86円になり、2024年を中心とした大きな揉み合いのV計算値はそれ以上になることから、やはり空白は埋まりません。
次に、週足で何か見えてくると良いのですが、

※TradingViewチャートのドル円週足をベースに作成
2025年以降の波動による計算値の根拠を表示
ZigZagで見る直近三波動の、V計算値が166.42円、N計算値が163.65円、E計算値が169.35円で、2026年初の押し目のV計算値が166.81円になります。
ちなみに、この年初押し目を二波動構成として時間が残っているN波動で、画面最安値を起点とするN計算値が179.02円、NT計算値が164.3円、二番底を起点とするN計算値が176.8円、NT計算値は162.08円で達成済となり、N計算値は空白を埋めるには至りませんでした。
お仕舞いに日足ですが、

※TradingViewチャートのドル円日足をベースに作成
裁量による波動構成を仮定して計算値の根拠を表示
ZigZagで見ても、5月介入が直近の押し目になるなど、波動は週足と概ね同じとなり、日足固有の計算値は特に見当たりません。
強いて言えば、7月初の押し目はより短期足だとリバースしている可能性があり、そのV計算値は165.19円、介入最安値を起点としたNT計算値は165.92円、N計算値は168.28円、E計算値は170.64円でした。
以上を一覧できるよう文末にまとめておきますが、何れにしてもドル金利は先高観が強くドル買いの一因になる一方で、債券の視点では米債が売られ続けている訳で、トランプ氏の言動がアメリカ売りを誘い、インフレ懸念がその度に強調される中、円は金利差で売られる一方で、インフレ懸念の債券安だけが連動するという、良くない状況になっているようです。
浅野 敏郎
